ここでは鈴木梢の著作紹介を新しいものから順に致します。
今までどんなものを書いてきたのか、そしてこれからどんなものを書いてゆくのか。
ご覧頂ければ幸いです。
【現在執筆中】
小説「東尋坊にて君を待つ」
戯曲「恋の記憶」 (完成)
シナリオ「ワンナイトスタンズ」(完成)
小説「処置」(完成)
2011年以前の作品紹介に関しては現在編集作業中です
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『まっし暗』(2013、小説)
日本を動かす高層ビル。僕は、そこの清掃員。
危険な”先輩”との出会いが、青年の人生を狂わせていく。
「この作品のテーマは疾走感。破滅に向かって突き進んでいく、エネルギーみたいなものとか、普段避けてしまうようなどろりとした描写とか、叫びというか、と、向き合ってみたいと思って書いたものです。もっとじりじりした感じを身につけて、再挑戦したいです。やっぱりまだまだ、何を書くにしろ、脳内イメージを形にする能力が圧倒的に足りていないと思うので」
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『探偵喫茶の実情』(2013、小説) 作品ページ
叔父は喫茶のマスター。なのに探偵!?
相次ぐ放火事件に、ヘッポココンビが挑む。
「キャラの立ったものを作ろうと。全体はライトな雰囲気で、サクサク読み進められるものがいいなと思って。でもそれが何より難しかったり。魅力的な登場人物って、どうやったら書けるんだろうかとか、推理ものってどうやって作っていくと盛り上がるのだろうかとか、すごくいろいろ、勉強になりました。」
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『スケープゴート』(2012、小説)
あの子は今日も登校しなかった。
小さな異変が、退屈な生活を少しずつ変えていく。
「教室という空間に興味があって、そこに波紋が起きていく、っていう状態というかざわざわした感じを書きたいなと思って。その中で、今まで無関係だった人物たちもつながっていく。ラストが最初から決まっていて、最後にはっとさせたいなと思っていたものです。まだまだ頭の中に追いついていないので、再挑戦したい題材です」
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『3.12』(2012、小説)
―一緒にいるほど、僕たちは取り戻してゆく―
僕らがいるのは、「ここ」で、「今」なんだ。
会社を脱走した「僕」と、バイト先を脱走した「私」の、一夜の逃避行。
「エッセイ調、っていうのかな、な文体です。語り手は「僕」と「私」で交互に変わるのですが、やっぱりお互いが語ることも、視点も変わっていくんですね。
自分にとってはこの作品は「つながり」を描いたもののような気がします。絆よりももっと前にある、これから結ばれてゆくものというか。
こういった湿度の割と抑えられたさみしさ、みたいな作品はやっぱり書いていて一番息がしやすいです」
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『fam1ly』(2012、小説)
―ファミリー。この世を渡る、たった一つの絆―
大事なものはいつだって、そこにある。手を伸ばせばいい。どう変わっても、俺たちの日々は変わらないから。
ヘンテコな家族が織りなす、愛情の話。
「これはなんというか、ただひたすら恥ずかしい話です。恋を書くのは恥ずかしいものです。
これはもうシチュエーションを最初に決めてしまって、そこに人物をはめていった感じ。会話中心で進むから、「ブルーパレード」とは全く違ってとにかくライトです。
だけれどこの色じゃないと描けない部分っていうのは確実にあるから、これを皮切りにして今後バランスを調整していきたいです」
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『ブルーパレード』(2012、小説)
―それは青い、青い祭典―
父との日々。出て行った母。ずっと見守っていた少女。ブランコ。公園。入ってはいけない部屋。
二十年を経て、あの家に僕は帰ってきた。
「主人公の視点のみで話が続いていくのですが、そういったスタイルだからこそ一緒に経験をしていったような気がします。
まだうまく語れないけれど、僕自身にとってきっかけになってゆく話だと思います。」
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『心拍数』(2012、小説)
―君はいま、どこにいるのだろう―
魚と人とが同じように転がった街でさまよう二人。
もう会えなくなる前に、もう一度会いたい。
「この作品は僕にとって思い入れの強いもので、文量が少ないということもあって気持ちをそのまま、緩急をつけずに書ききったものです」
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『Hello Hello』(2011、戯曲) 作品ページ
―それはずっと、そこにありました―
最後に伝えたいのは、
向こうに行く彼女からの、みんなに向けたモノローグ。
「戯曲のいいところって、死生観というか生死を隔絶しないところだと思うんです。彼岸と此岸があって、でも同じ場所にいられる。こういった感覚は、ひょっとしたら自分の全作品に流れているかもしれない。
この話は超短編で一枚戯曲なのですが、フリーペーパーということもあって自分の中でその当時一番外に出したかったメッセージかもしれません」
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『InNer-net』(2011、戯曲)
―さぁ、始めよう―
あの日の罪を憶えているか。
二十年の時を経、少年は戻ってきた。復讐のため、彼だけが操れる力を携えて。
「この作品は今までと違ってサスペンスというかミステリーというか、自分自身でもまだまだ可能性を感じるものです。色々な媒体で息づけるストーリーだと思うのでまだまだ探ってゆきたいです」
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『千夜、一夜』(2011、戯曲)
―お願いやから、いかんといてや―
二人はもうすぐ夫婦になり、彼は夫になる。
始まるもの、終わりゆくもの。変わりゆく心、変わらない気持ち。
僕をめぐる、思い出の回想記。
「この作品は、すごく不思議な雰囲気があります。ぽつぽつと降り始めた雨が大粒になって、でもそれが最後に海になるような。故郷や地元に対して持っている思いや、そういったパーソナルな色を塗り込んだ作品だと思います」
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『Blue Period』(2011、戯曲)
「Blue Parade」(2011、戯曲)
「For Yell」(2011、漫画原作)
「洋風喫茶ブローウィンラバー」(2011、戯曲)
「アパート」(2011、戯曲)
他の作品も順を追って更新してゆく予定です